よくかんで食べるとは!


よくかんで食べるとは!

多くの方は、「良く噛んで食べる」ということは健康によいと知っておられます。

しかし、100人中98人ぐらいはおそらく強く噛んで食べることだと思っていらっしゃいます。

強く噛むことは、大きな誤解であり歯自身の寿命を縮めます。

実は、よく噛んで食べるとは、すなわち「軽く噛んで食べる」ことであります。

その理由は、ご自身でコントロールできる(
強く噛むか、軽く噛むか)唯一の消化活動(食道を過ぎると自動的な消化活動)である「食べる」と言う行為は、物理的分解(食たものを細かくする すなわち噛む事)と実は、あまり注目されていない化学的分解(食べ物の分子構造を分解する すなわち唾液による分解)の二つの分解活動であります。

「強く噛んで食べる」と咀嚼効率が良いため、数回の咀嚼で”嚥下”(飲み込み)しなさいと脳からの指令が下るため、それに逆らって数十回の咀嚼するには相当の忍耐が必要となります。すなわち、強く噛んで二、三十回の咀嚼する習慣は、得がたい。

よって、数回の咀嚼で飲み込んでしまいます。

ここで問題なのは、唾液腺の構造はスポイド様の構造物であり、噛む行為によって多くの唾液が出る仕組みになっていることです。
「強く噛んで食べる」と、化学的分解が不十分のまま(唾液分泌量の不足)、食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→直腸のオートマチックな消化活動に終始することとなります。

せっかく栄養価の高いものを摂取しても十分に消化しきれずに体外に出てしまう。

これは、非常にもったいないことであります。

「軽く噛んで食べる」は、嚥下するまで数十回の咀嚼が必要であります。

しかし、大量の唾液が分泌することとなり、口の中で十分な化学的分解おこなわれます。

非常に効率的であり健康的であります。

また「軽く噛んで食べる」ことは、少ない食物摂取でも大脳にある満腹中枢に刺激がゆき、すなわち”満腹感”が生じる。

「腹八分」の究極のダイエットができるのである。


最後に、「軽く噛んで食べる」事は、”ただ”で”体に害のない究極のダイエット法であり健康法であります。

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