顎関節症


顎関節症

簡単に言うと、かむ,大きく口をあける時などに下顎頭と関節円板に不調和が生じ関節音、関節痛、開口障害などを引き起こす病状のことであります。


下顎頭と関節円板のメカニズム

正常な関係

正常な顎関節状態

上図は、下顎と関節円板が正しい位置関係にある状態です。

上の図は、”よくかんで食べるとは”のページで解説した軽くかむ状況の下顎頭と関節円板の良好な関係であります。

かむ力は、強くかまない状態です。強くかむと下図のように下顎頭にトルクがかかり関節円板が、前下方に脱出しやすくなり、顎関節症へと移行していきます。

関節円板が、前下方に移動(歯軋り、食いしばり、あまりにも強くかむ癖などの慢性的永続的な力)

異常な顎関節状態


この図は、つよくかんで食べる習慣であるとか、歯軋り、食いしばりなどにより、関節円板が正常位置から、前下方にズレることにより様々な段階の顎関節症となる。

顎関節症は、大胆な言い方をすると、咀嚼筋特に閉口筋(咬筋、側頭筋)の機能異常であり、その結果とし顎関節の機能障害(関節音、開口障害、疼痛)が生じているのである。
よって治療方法は、咀嚼筋に対しての治療が重要である。

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